法事

大切な方の死は、深い悲しみをもたらします。
法事(法要)は、悲しみを徐々に受け入れるとともに、自らのいのちや生き方をみつめる機会でもあります。

これまで当寺院とお付き合いのなかった方からも、法事を承っております。
法要は、浄土真宗の真宗大谷派(お東)の儀礼に則って執り行わせていただきます。

進め方や費用、今後の関わり方など、疑問や不安がございましたら、遠慮なくお気軽にお問い合わせください。

目次

法事の進め方

進め方の例

当寺院の法事の進め方をご紹介いたします。

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日時と場所の検討

法事の希望日と場所(ご自宅や当寺院本堂、葬儀会館など)をご家族にてご相談ください。
皆さまのご都合に合わせて、命日当日またはその前を目安に執り行います。
希望日は複数挙げていただけますと幸いです。

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当寺院へのご連絡

当寺院にご連絡ください

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法事

法事を執り行います。

費用

  • 当寺院本堂にて執り行う場合
    • 本堂法事冥加金 2万円をお納めいただきます。
    • 法事にてお供えする仏花やろうそく、線香などは当寺院にてご用意いたします。
  • 葬儀会館にて執り行う場合
    • 葬儀会館にお問い合わせください。
  • お布施

費用についてご相談いただくのは、失礼なことではありませんし、恥ずかしいことでもありません。
心配のないよう、遠慮なくご相談ください。

ご用意いただくもの

  • ご自宅にて執り行う場合
    • ろうそくと線香をご用意ください。
    • 仏花や仏飯、故人のお写真、好きだったものなどをお供えいただいても結構です。
  • 当寺院本堂にて執り行う場合
    • 位牌や遺骨をお持ちでしたらご持参ください。
    • 故人のお写真、好きだったものなどをご持参いただいても結構です。
  • 葬儀会館にて執り行う場合
    • 位牌や遺骨をお持ちでしたらご持参ください。
    • 故人のお写真、好きだったものなどをご持参いただいても結構です。
    • その他に必要なものは、葬儀会館にお問い合わせください。

法事(法要)の種類

主な法事(法要)として、以下の3種類があります。
この他にも、百箇日法要や納骨法要など各種法事(法要)も執り行っております。

  • 月忌(がっき)法要
  • 年忌(ねんき)法要
  • 中陰(ちゅういん)法要

ご家庭の事情によっては、これらすべてを執り行うのは負担が大きく大変なことです。
すべてやらないと不幸になる、成仏できない、ということはありません。
無理のない範囲で、どの法要を執り行うかをご検討ください。

引き続き、それぞれの法事についてご説明いたします。

月忌法要

月忌(がっき)法要は、故人の月命日(つきめいにち)月忌命日(がっきめいにち))に執り行う法要です。
ご自宅にてご家族と執り行うことが多いです。

月命日(月忌命日)とは何でしょうか?

故人の亡くなった日と同じ日にちを月命日(月忌命日)と呼びます。
例えば2020年2月10日に亡くなった場合は、毎月の10日(1月10日、2月10日、…、12月10日)が月命日です。

特に、亡くなった月日と同じ日にちのことを、祥月命日(しょうつきめいにち)と呼びます。
先程の例ですと、毎年の2月10日(2021年2月10日、2022年2月10日、…)が祥月命日です。

年忌法要

年忌(ねんき)法要は、決められた年忌に執り行う法要です。
年忌は亡くなった年を1年目と数えます。三回忌(さんかいき)は3年目、七回忌(ななかいき)は7年目、となります。
ただし、亡くなった年の翌年のみ一周忌(いっしゅうき)と呼びます。

どの法要を執り行うかは、ご家族にてご検討ください。

法要名執り行う年
一周忌(いっしゅうき)2年目(亡くなった年の翌年)
三回忌(さんかいき)3年目
七回忌7年目
十三回忌13年目
十七回忌17年目
二十三回忌23年目
二十七回忌27年目
三十三回忌33年目
三十七回忌37年目
五十回忌50年目
百回忌100年目

中陰法要

中陰(ちゅういん)法要は、亡くなってから49日間(中陰)に執り行う法要です。
中陰は亡くなった日を1日目と数えます。初七日(しょなのか)は7日目、四十九日(しじゅうくにち)は49日目、となります。

どの法要を執り行うかは、ご家族にてご検討ください。
葬儀当日に初七日を執り行い、五七日(いつなのか)(35日目)を忌明け(きあけ)法要とすることも多いです。

法要名執り行う日
初七日(しょなのか)7日目
二七日(ふたなのか)14日目
三七日(みなのか)21日目
四七日(よなのか)28日目
初月忌(しょがっき)亡くなった日の翌月の同じ日(月命日)
五七日(いつなのか)35日目
六七日(むなのか)42日目
四十九日(しじゅうくにち)忌明け(きあけ)満中陰(まんちゅういん)49日目

よくあるご質問

参列者はどのような服装や持ち物にすればよいでしょうか?

服装は厳格な決まりはありません。小規模な法事では平服の方も多いです。
持ち物は数珠をご用意ください。

焼香の手順はどうすればよいでしょうか?

真宗大谷派の焼香の手順は以下の通りです。
参考動画:真宗大谷派お焼香作法

  • ご自身の順番になりましたら、まずご本尊(阿弥陀如来・名号)を仰ぎ見ます
  • お香を2回、香炉に入れます
  • 手を合わせ、念仏(なむあみだぶつ)を称え、一礼します
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