法事
大切な方の死は、深い悲しみをもたらします。
法事(法要)は、悲しみを徐々に受け入れるとともに、自らのいのちや生き方をみつめる機会でもあります。
これまで当寺院とお付き合いのなかった方からも、法事を承っております。
法要は、浄土真宗の真宗大谷派(お東)の儀礼に則って執り行わせていただきます。
進め方や費用、今後の関わり方など、疑問や不安がございましたら、遠慮なくお気軽にお問い合わせください。
法事の進め方
進め方の例
当寺院の法事の進め方をご紹介いたします。
日時と場所の検討
法事の希望日と場所(ご自宅や当寺院本堂、葬儀会館など)をご家族にてご相談ください。
皆さまのご都合に合わせて、命日当日またはその前を目安に執り行います。
希望日は複数挙げていただけますと幸いです。
法事
法事を執り行います。
- 当寺院本堂にて執り行う場合
- 開始時刻の15分程前までにお集まりください。
- 以下の「ご法事の手引き」を参列者の方にお渡しいただくと便利です。
- ご自宅や葬儀会館などにて執り行う場合
- 開始時刻の15分程前にお伺いいたします。
- 以下の「ご法事の手引き」に会場の場所や連絡事項を追記して参列者の方にお渡しいただくと便利です。
費用
- 当寺院本堂にて執り行う場合
- 本堂法事冥加金 2万円をお納めいただきます。
- 法事にてお供えする仏花やろうそく、線香などは当寺院にてご用意いたします。
- 葬儀会館にて執り行う場合
- 葬儀会館にお問い合わせください。
- お布施
費用についてご相談いただくのは、失礼なことではありませんし、恥ずかしいことでもありません。
心配のないよう、遠慮なくご相談ください。
ご用意いただくもの
- ご自宅にて執り行う場合
- ろうそくと線香をご用意ください。
- 仏花や仏飯、故人のお写真、好きだったものなどをお供えいただいても結構です。
- 当寺院本堂にて執り行う場合
- 位牌や遺骨をお持ちでしたらご持参ください。
- 故人のお写真、好きだったものなどをご持参いただいても結構です。
- 葬儀会館にて執り行う場合
- 位牌や遺骨をお持ちでしたらご持参ください。
- 故人のお写真、好きだったものなどをご持参いただいても結構です。
- その他に必要なものは、葬儀会館にお問い合わせください。
法事(法要)の種類
主な法事(法要)として、以下の3種類があります。
この他にも、百箇日法要や納骨法要など各種法事(法要)も執り行っております。
- 月忌法要
- 年忌法要
- 中陰法要
ご家庭の事情によっては、これらすべてを執り行うのは負担が大きく大変なことです。
すべてやらないと不幸になる、成仏できない、ということはありません。
無理のない範囲で、どの法要を執り行うかをご検討ください。
引き続き、それぞれの法事についてご説明いたします。
月忌法要
月忌法要は、故人の月命日(月忌命日)に執り行う法要です。
ご自宅にてご家族と執り行うことが多いです。
- 月命日(月忌命日)とは何でしょうか?
-
故人の亡くなった日と同じ日にちを月命日(月忌命日)と呼びます。
例えば2020年2月10日に亡くなった場合は、毎月の10日(1月10日、2月10日、…、12月10日)が月命日です。特に、亡くなった月日と同じ日にちのことを、祥月命日と呼びます。
先程の例ですと、毎年の2月10日(2021年2月10日、2022年2月10日、…)が祥月命日です。
年忌法要
年忌法要は、決められた年忌に執り行う法要です。
年忌は亡くなった年を1年目と数えます。三回忌は3年目、七回忌は7年目、となります。
ただし、亡くなった年の翌年のみ一周忌と呼びます。
どの法要を執り行うかは、ご家族にてご検討ください。
法要名 | 執り行う年 |
---|---|
一周忌 | 2年目(亡くなった年の翌年) |
三回忌 | 3年目 |
七回忌 | 7年目 |
十三回忌 | 13年目 |
十七回忌 | 17年目 |
二十三回忌 | 23年目 |
二十七回忌 | 27年目 |
三十三回忌 | 33年目 |
三十七回忌 | 37年目 |
五十回忌 | 50年目 |
百回忌 | 100年目 |
中陰法要
中陰法要は、亡くなってから49日間(中陰)に執り行う法要です。
中陰は亡くなった日を1日目と数えます。初七日は7日目、四十九日は49日目、となります。
どの法要を執り行うかは、ご家族にてご検討ください。
葬儀当日に初七日を執り行い、五七日(35日目)を忌明け法要とすることも多いです。
法要名 | 執り行う日 |
---|---|
初七日 | 7日目 |
二七日 | 14日目 |
三七日 | 21日目 |
四七日 | 28日目 |
初月忌 | 亡くなった日の翌月の同じ日(月命日) |
五七日 | 35日目 |
六七日 | 42日目 |
四十九日(忌明け、満中陰) | 49日目 |
よくあるご質問
- 参列者はどのような服装や持ち物にすればよいでしょうか?
-
服装は厳格な決まりはありません。小規模な法事では平服の方も多いです。
持ち物は数珠をご用意ください。 - 焼香の手順はどうすればよいでしょうか?
-
真宗大谷派の焼香の手順は以下の通りです。
参考動画:真宗大谷派お焼香作法- ご自身の順番になりましたら、まずご本尊(阿弥陀如来・名号)を仰ぎ見ます
- お香を2回、香炉に入れます
- 手を合わせ、念仏(なむあみだぶつ)を称え、一礼します